離乳食後期9~11ヵ月頃の食事プラン!おすすめレシピと注意点

離乳食後期に入ると、食べ方や栄養、食事の量など、迷いや不安を覚えることも多いですよね。
この記事では、離乳食後期の基本や食事の進め方、おすすめレシピ、食べさせ方のポイントを紹介します。記事を読めば、自信を持って子どもの食事をサポートできるようになるでしょう。

食べものやスプーンを手で持とうとするなど、自分で食べる意欲が育つ時期だよ!
離乳食後期の基礎知識

離乳食後期は、身体活動量の増加に応じてエネルギーや栄養素がより必要となります。
離乳食後期が始まる時期
離乳食後期が始まる時期は、一般的に生後9〜11ヶ月頃と言われています。赤ちゃんの噛む力が発達し始めるため、メニューにも変化が必要です。離乳食後期に入るタイミングは、赤ちゃんの成長や食べる量、食材への反応を見ながら調整することが大切です。
» 離乳食中期の進め方

食材の種類や量を徐々に増やし、新しい食感や味にも挑戦させてあげましょう。離乳食後期は、赤ちゃんが食事を通じてさまざまな経験を積む貴重な時期であり、食べる楽しさを知る機会でもあります。
離乳食後期に必要な栄養素

離乳食後期に、赤ちゃんの成長と健康を支えるために必要な栄養素は以下のとおりです。
- 鉄分:赤血球を形成する
- カルシウム:骨や歯の形成に関わる
- たんぱく質:体の成長に必要になる
- ビタミン類:体の機能を正常に保つ
- 食物繊維:消化促進と腸内環境を改善する
- DHAやARA:脳の発達をサポートする
- 亜鉛:免疫機能の維持や味覚の発育に関与する
- ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける
適切な栄養をバランスよく取り入れることで、赤ちゃんの健やかな成長をサポートできます。
食事の回数と食べる量の目安
食事の回数と食べる量は、1日3回の食事と1〜2回のおやつが目安です。1回の食事量は炭水化物90g、たんぱく質15g、野菜・果物30g~40gを目安にします。食事の量は赤ちゃんの成長に合わせて徐々に増やし、1歳頃には家族と同じ食事のリズムを目指しましょう。
おやつは、少量のくだものや蒸した野菜など軽めの食べものにします。食事内容はバランスを考え、食材の種類を少しずつ増やしていくことで、栄養面でも赤ちゃんの発達をサポートします。
» 離乳食の量はどれくらい?
食品の固さと大きさの目安

離乳食後期に適した食品の固さは、指で簡単につぶせる程度のやわらかさです。乾燥した硬い食品は避けましょう。大きさは、赤ちゃんが自分でつかみやすく、適度な厚みで飲み込みやすい1cm程度の小さな一口大が目安です。手づかみしやすい形状にすることで、赤ちゃんが自分で食べる楽しさを覚え、食べることへの興味を引き出します。
赤ちゃんが少しずつ自分で食事ができるように、食事を工夫することが大切です。
離乳食後期の進め方のポイント

離乳食後期は、赤ちゃんの成長に合わせて食事の進め方を工夫する時期です。離乳食後期の進め方のポイントは以下のとおりです。
- 1日の食事のリズムを整える
- 初めて与える食材はアレルギー反応に気をつける
1日の食事のリズムを整える
離乳食後期は、1日の食事のリズムを整えるのに大変重要です。食生活の基盤をつくるため、朝・昼・夕の食事時間を決めます。朝食は起床後1時間以内が望ましいです。昼食と夕食の間にはおやつの時間を設けます。食事の前には手を洗う習慣をつけ、食事の時間は15〜20分程度を心がけましょう。
睡眠時間や活動量を考慮したり、家族の食事とタイミングを合わせたりすることも、規則正しい生活リズムを作るうえで役立ちます。

遊び食べを始めたら15分目安に切り上げよう!

だって、まだ遊びと食事の区別がつかないんだもん
初めて与える食材はアレルギー反応に気をつける
初めて与える食材は、アレルギー反応に注意が必要です。アレルギー反応の症状は、発疹、嘔吐、下痢などです。アレルギー反応が出た場合は食材の提供を中止し、医療機関を受診しましょう。
初めての食材は少量から与え、赤ちゃんの様子を注意深く観察します。同じ食材は数日間隔をあけて与え、アレルギー反応がないかを確認します。卵、乳製品、小麦などはアレルギーが起きやすい食材なので、さらに慎重な取り扱いが必要です。赤ちゃんのアレルギー反応を早期に発見するためにも、食事記録をつけることがおすすめです。
適切な対応を行うことで、赤ちゃんの健康を守りつつ、離乳食後期の食事を楽しめるようになります。
離乳食後期のレシピ

離乳食後期は、赤ちゃんの食べる力がしっかりしてきて、より多くの種類の食材を食べられるようになります。離乳食後期のレシピを紹介するので参考にしてください。
離乳食後期におすすめのレシピ
離乳食後期はさまざまな食材を使用し、栄養バランスを意識します。離乳食後期におすすめのレシピは以下のとおりです。
- 鮭のフレーク
- 茹でた鮭の骨と皮を取り除き、ほぐしてフレークにする
※缶詰を使用する場合は熱湯をかけて塩抜きする - バナナと豆のスムージー
- 飲みやすいようにスムージーにする
※豆乳を少量加えると、滑らかになり食べやすいです - かぼちゃの甘煮
- やわらかく煮たかぼちゃを小さくつぶす
※だしで煮て自然な甘さにします - 鶏肉と野菜のミックス煮
- 柔らかく煮た鶏肉と野菜を細かく刻む
※野菜を3種類いれて、少量のだしで煮込むとオールインワン - さつまいもとりんごのマッシュ
- 蒸したさつまいもとりんごをつぶして混ぜる
- ひじきと豆腐の炒め物
- 柔らかく炒めたひじきと豆腐を細かくしてごはんに混ぜる
- たらの野菜蒸し
- 蒸した魚と野菜を小さくして柔らかくほぐす
- さば粥
- 茹でたさばの骨と皮を取り除き、細かくほぐして、5倍がゆとまぜる
※ゆでた野菜をプラスしてもOK - 卵とほうれん草のスクランブル
- やわらかく炒めた卵に細かくしたほうれん草を混ぜる
- 豆乳スープ
- 野菜や鶏肉を入れ、豆乳でやさしい味わいに仕上げる
- ごろごろ野菜のトマトシチュー
- 食べやすい大きさで煮込む
- ブロッコリーとカリフラワーのソフトスチーム
- 柔らかく蒸す(チーズをかけても)
- 納豆しらす丼
- 納豆としらすに熱湯を回しかける。5倍がゆの上にのせる。
※細かく刻んだ、小松菜をプラスしてもOK - ツナとほうれん草のクリームパスタ
- ソースは豆乳または牛乳を使用する。パスタはやわらかく茹でる
赤ちゃんが興味を持ち、食べやすいメニューにします。
手づかみ食べ可能なメニュー例
離乳食後期にぴったりな手づかみ食事は、赤ちゃんが自分で食べる楽しみを知る大切なステップです。手づかみ可能なメニュー例は以下のとおりです。
- 手づかみおにぎり(鮭や野菜を混ぜ込んで丸める)
- 蒸し野菜スティック(にんじん、さつまいも、かぼちゃ)
- 手づかみオムレツ(野菜を入れる)
- ミートボール(ひき肉と野菜を混ぜて小さく丸める)
- ソフトな果物のピース(バナナ、柔らかい梨など)
- パンケーキ(バナナや野菜を細かく刻んで混ぜ込む)
- ミニライスボール(小さなおにぎりにする)
- 蒸し鶏と野菜のお好み焼き
- 豆腐ハンバーグ
- 野菜と魚の小さなフリッター
- パスタ(マカロニやペンネなど小さな形状のパスタを使用する)
- 野菜入りポテトパンケーキ(小さなサイズにする)
- チーズの小さなキューブ(柔らかいチーズを使用する)
赤ちゃんが噛むことや飲み込むことに慣れていくためにも、適切な固さの食材を選びましょう。

手づかみ食べしている時は、必ず大人が見守ろう!
離乳食後期の食べさせ方のポイント

離乳食後期の食べさせ方には、いくつかポイントがあります。食べさせ方のポイントは以下のとおりです。
- スプーンから手づかみへの移行
- 食事中の姿勢
- 適切な食器の利用
スプーンから手づかみ食べへの移行
スプーンから手づかみへの移行は、赤ちゃんのペースを尊重してゆっくり進めることが重要です。最初は食べ物をつかむことや食べることに慣れるまで時間がかかることを理解し、忍耐強く見守ります。赤ちゃん主導で手づかみ食べが成功した際には褒めてあげ、自信をつけさせます。
» 手づかみ食べはいつから始める?
食事中の姿勢

食事中の姿勢を正しく保つことで、食べ物を飲み込みやすくなり、食事に集中できます。背筋を伸ばして座れるように、ベビーチェアを使用すると良いでしょう。安全に食事をするためには、安定して座れるチェアが必要です。チェア選びの際は、子どもの目線が食べ物に近くなる点も考慮すると良いでしょう。
正しい姿勢で食事をする習慣を身につけることは、離乳食後期の赤ちゃんの成長において大きな助けとなります。
適切な食器の利用
赤ちゃんが自分で食事をする際には、食器選びも大切です。滑りにくい底面、持ちやすい形状、安定感のあるデザインだと食べやすくなります。破損しにくく、安全な素材(プラスチック、シリコンなど)の食器がおすすめです。食べやすさを考慮して、浅めの皿や子供用のスプーン・フォークを用意します。
明るく楽しいデザインの食器にすると、食事への興味や食べる楽しさを引き出してくれます。衛生面を考え、食洗機で洗える食器や手洗いしやすいものを選ぶと、日々のメンテナンスが楽になります。
赤ちゃんが楽しく、安全に食事をするために、最適な食器選びを心がけましょう。
離乳食後期によくある悩み

離乳食後期によくある悩みは以下のとおりです。
- 食事の量が少ない場合は?
- 食べこぼしや散らかしの対処法は?
食事の量が少ない場合は?
赤ちゃんの食事の量が少ないと感じたら、栄養摂取が十分かをチェックすることが大切です。赤ちゃんが食べることに興味を示さない場合は、食事の雰囲気を楽しくして食欲を刺激してみましょう。
食事量だけでなく、1日全体のカロリー摂取量も重要です。不足していると感じたら、バナナや蒸しパン、ふかしたさつまいもなど、消化が良く栄養豊富な軽食を与えて調整しましょう。赤ちゃんの成長に合わせ食事量を増やし、定期的な食事でリズムを整えることが大切です。
無理強いせず、赤ちゃんの食欲に応じた量の調整が大切です。問題が解決しない場合は、小児科医や栄養士に相談し、適切な食事プランを立てると良いでしょう。

授乳の回数が多くて少食になっていないか、授乳の頻度を見直すことも検討してみてください。
食べこぼしや散らかしの対処法は?
食べこぼしや散らかしは、離乳食後期の赤ちゃんによく見られることです。食べこぼしは自己学習の一環として理解し、適切な対処法を覚えておくことが重要です。
使い捨てマットや新聞紙をテーブルの下に敷くと、こぼれた食べ物の後片付けがしやすくなります。食べこぼした際は穏やかに対応し、自分で片付けられるように促していきます。
汚れやすい食品は避けたり、大人が手助けをすることも一つの対策です。衣服を汚れから守るために食事エプロンやスモックを使用するのも効果的です。綺麗な食事環境が保てるよう心がけましょう。食事に集中できるよう、食事中におもちゃやテレビを見せないことも大切です。
食べこぼしや散らかしは、赤ちゃんの自立心や好奇心が芽生えている証拠なので、ポジティブな姿勢で対応することが大切です。

キレイに食べられないけど許してね!
いつか必ず、ひとりでキレイに食べられるようになるから。
まとめ

離乳食後期は赤ちゃんの成長にとって非常に重要な時期です。赤ちゃんが必要とする栄養素をバランス良く摂取し、食事リズムを整えるようにします。
アレルギーに注意しながら新しい食材を取り入れ、食べる量や食材の固さを徐々に普通の食事に近づけていくことが大切です。スプーンの使用を促しつつ、手づかみ食べの練習も行うことで、赤ちゃんの食事に対する興味や自立心を育めます。
赤ちゃんに適した食器を使用したり正しい姿勢を保てるチェアを用意したりすることは、安全に食事をするために大事な要素です。食事量が少ない時や食べこぼしがあった時も、焦らず適切に対応しましょう。離乳食後期の食事の進め方を理解し、子どもの成長に合わせて対応することが大切です。