- 仕事終わりで、台所に立つ気力がもう残っていない
- 毎日の献立を考えるだけで、うんざりしてしまう
- 作っても子どもに残されて、何のために作ったのか分からなくなる
「ご飯を作りたくない」「もう疲れた」と感じる日は、子育て中の家庭では本当によくあることです。分かっていても、毎日続くと心がすり減りますよね。
僕は離乳食・幼児食コーディネーターの資格を持つ、娘2人の父親です。ごはん作りを担当する日も多く、同じように「今日はもう無理」と思う夜を何度も経験してきました。
こちらはへとへとでも、娘たちはいつもどおり元気いっぱいで、思うようには動いてくれません。心も体も限界になり、キッチンで座り込んでしまった夜もありました。
さぶじ作りたくない日に無理して作ると、イライラが食卓に出ちゃうんだよね。それなら、いっそ作らない選択をした方がいいこともあるよ
この記事では、疲れてご飯を作りたくない日の「今夜の逃げ道」を紹介します。あわせて、毎日のしんどさそのものを減らす「作らない仕組み」を、子育て家庭のリアルとともにお伝えします。
読み終えるころには、今夜どう乗り切るかと、来週から何を頼ればいいかを、落ち着いて選べるようになります。
結論から言うと、ご飯を作りたくないのは甘えではありません。無理して毎日作るより、「作らない日」を仕組みにするほうが、家族の食卓はうまく回ります。
ご飯を作りたくないのは「甘え」じゃない


まず伝えたいのは、ご飯を作りたくないと感じるのは、怠けているからではないということです。理由がちゃんとあります。
料理は「献立を考える・買い物する・作る・食べさせる・片付ける」が毎日ワンセットです。これを何年も、しかも子育てと並行して続けるのは、想像以上の重労働です。
「作りたくない」と感じる背景には、疲れや献立・片付けの負担など複数の要因があります。まずは「うちだけじゃない」「怠けじゃない」と知るだけで、気持ちは少し軽くなります。
理由1: 単純に、疲れている
仕事・育児・家事が積み重なれば、夕方には気力が底をつきます。疲れている人が「作りたくない」と思うのは、ごく自然なことです。
気合いが足りないのではなく、仕事・育児・家事の負担が重なり、休む余裕がなくなっていることもあります。
理由2: 献立を考えるのがしんどい
毎日「今日は何にしよう」を考え続けるのは、地味に脳を消耗します。作る前の「献立疲れ」で、すでにエネルギーを使い切っていることも多いです。
冷蔵庫の中身とにらめっこする時間が、いちばんつらいという人も少なくありません。
理由3: 「作る・食べさせる・片付け」の三重負担
子育て家庭では、料理は作って終わりではありません。子どもに食べさせ、こぼしたものを片付けるまでがワンセットです。
大人だけの食卓とは、消耗の度合いがまるで違います。ここは、子育て中ならではの重さです。



作るのは料理の半分。『食べさせる』と『片付ける』を入れて、やっと1食ぶんの仕事だよね
理由4: 作っても食べてもらえない
時間をかけて作った夕飯を、子どもにひと口も食べずに残される。この「報われなさ」は、作る気力をいちばん削ります。
頑張るほどダメージが大きくなるので、だんだん作るのが怖くなる。これも自然な反応です。
理由5: 体調によって左右される日もある
体調がすぐれない日や生理前には、いつもより負担を感じることがあります。そんな日に「今日は作れない」と思うのは、心の弱さではありません。
そういう日は、無理をしないことが正解です。乗り切り方は後半のセクションでまとめています。
なお、無理をしても気力や食欲が戻らない状態が続くときは、一人で抱え込まないでください。かかりつけ医や自治体の窓口など、専門家に相談する目安と考えてください。
「手作りじゃないと」の思い込みが罪悪感を強めることもある
作りたくない日に自分を責めてしまう背景には、手作りを当然とする考えがあるかもしれません。
でも、惣菜を買うのも、宅配を頼むのも、家族においしく食べてもらうための立派な工夫です。手をかけた品数の多さと、食卓の幸せは比例しません。
大切なのは、作った人がイライラしていない食卓です。頑張って作って不機嫌になるより、買ってきて笑顔で「いただきます」のほうが、家族にとってずっといい時間になります。



『手を抜いた』じゃなくて『手を上手に抜いた』。そう言い換えるだけで、気持ちがずいぶんラクになるよ
今夜の夕飯を乗り切る「逃げ道」6つ


理由が分かっても、今日の夕飯はやってきます。ここでは、作りたくないときにそのまま使える逃げ道を、費用を抑えやすいものから並べました。金額は商品・店・地域で前後します。
全部を知る必要はありません。「今夜はこれで乗り切る」を1つ持っておくだけで、気持ちがぐっとラクになります。お金をかけたくない日は、家にあるものやレトルトから選べます。同居する家族に任せられる日は、買い物・調理・片付けの一部だけでも渡すのも逃げ道です。
逃げ道1: 超手抜きの一皿で済ませる
丼・麺・具だくさんの汁物など、一皿で完結するメニューは忙しい日の強い味方です。納豆ご飯やしらすご飯など、用意の少ないものに頼る日があってもかまいません。一食で完璧にそろえようとせず、ほかの食事も含めて考える方法もあります。
味噌汁やスープは、多めに作れば翌朝の一品にも回せます。ご飯とあわせるだけで、一食が成立します。
お金をかけずに乗り切れるのが、この方法のいちばんの強みです。子育て家庭では、子ども用に取り分けやすい味付けにしておくと、大人と別に作らずに済みます。
逃げ道2: レトルト・冷凍食品に頼る
レトルトカレーや冷凍パスタ、冷凍うどんは、常備しておくと本当に助かります。温めるだけで一食が完成します。
子ども向けには、味の濃さや辛さが合わないこともあります。子ども用の冷凍幼児食を別にストックしておくと、大人はレトルト・子どもはそのまま、と分担できて安心です。
逃げ道3: スーパーの惣菜・弁当を買う
仕事帰りに惣菜やお弁当を買えば、その日は調理ゼロで乗り切れます。外食より費用を抑えやすい場合があり、家でゆっくり食べられるのが利点です。
作りたくない日をあらかじめ見越して、未開封で保存期限を確認できる惣菜や冷凍食品を常備しておくのも手です。翌日の保険にもなります。
子連れだと、惣菜は「家で自分のペースで食べられる」点が大きなメリットです。取り分けやすいおかずを選べば、子どもの分もそのまま出せます。
逃げ道4: テイクアウトを使う
いつものお店のテイクアウトは、外食より手軽で、片付けも最小限です。「作らない・でも家で食べる」のちょうど中間の選択肢です。
店内で待つ負担を減らせるので、外食のハードルが高い時期でも使いやすいです。受け取りだけ済ませれば、あとは家でのんびりできます。
受け取り時間を先に決めておくと、待ち時間で子どもがぐずる場面も避けやすくなります。
逃げ道5: デリバリーで届けてもらう
買いに行く気力すら残っていない日は、デリバリーが頼れます。家から一歩も出ずに調理済みの食事が届くのは、疲れた日の救いです。
ただし配達料や手数料がかかるぶん、割高になりやすい点は正直なところです。子どもがいると外に食べに行きにくい日の切り札、と位置づけるのがちょうどいいです。
雨の日や、子どもの体調がいまひとつで外出したくない日にも助かります。注文前に、子どもが食べられるメニューがあるかも確認しておきましょう。
逃げ道6: 外食で気分を変える
思い切って外食にすれば、自宅での調理と食器洗いを減らせます。たまには家事から完全に離れる日があっていいはずです。
一方で、小さい子連れの外食は「休むための外食」になりにくいのも本音です。子どもが席で待てる時期かどうかを見て、無理のない範囲で使うのがおすすめです。



疲れた日用に『これを頼めば終わり』って逃げ道を1つ決めておくと、いざというとき迷わなくて済むよ
「毎日疲れる」を減らす仕組み5つ
今夜をしのげても、明日も明後日も夕飯は続きます。毎日つらいなら、その場しのぎではなく仕組みで減らすのが近道です。
ご飯作りの疲れやストレスを減らすには、毎日の「今日は何を作るか」という判断を減らす方法があります。ここからは、作りたくない日をあらかじめ減らしておく5つの工夫を紹介します。
仕組み1: 曜日で献立を固定する
「月曜は丼、金曜は麺」のように、曜日ごとにメニューをざっくり決めておくと、献立を考える負担を減らせます。
特に週末が近い金曜は、夕飯を作りたくなくなりやすい曜日です。金曜は「作らない・買う日」と最初から決めておくと、週末前の気の重さがやわらぎます。
仕組み2: 週末にまとめて作り置きする
余裕のある休日に数品作り置きしておくと、平日の「作りたくない日」を前借りで救えます。平日の自分を助ける先行投資です。
多めに炊いた白ご飯を小分けにして冷凍しておくだけでも、平日がぐっとラクになります。主食が用意できているだけで、心の余裕が違います。
ただし、作り置き自体がしんどい週もあります。無理な週はこの仕組みを飛ばしてOKです。作り置きのコツは、別の記事で詳しくまとめています。


仕組み3: 冷凍幼児食を「子ども向けおかずの保険」にする
大人は手抜きでも、子どもの分だけは整えたいという日は多いです。そんなときのために、冷凍の幼児食をストックしておくと安心できます。
作らなかった日も「温めて出せる子ども向けおかずが冷凍庫にある」という状態は、想像以上に心を軽くします。わが家では、レンジで出せる冷凍幼児食を保険として置いています。


仕組み4: 宅配のおかずを取り入れる
スーパーに行く手間ごと減らしたいなら、おかずの宅配も選択肢です。買い物・調理の両方をまとめて外注できます。
冷凍タイプは日持ちする一方で冷凍庫の空きが必要、冷蔵タイプは数日で食べ切る前提、という違いがあります。生活に合うほうを選ぶのがコツです。
冷凍幼児食と家族向けの宅配おかずをまとめて比べたい場合は、離乳食・幼児食宅配の比較記事も参考にしてみてください。


仕組み5: 「作らない日」を先に決めておく
取り入れやすい方法の1つが、罪悪感が出る前に「作らない日」をカレンダーに入れておくことです。決めておけば、その日は堂々と休めます。
「疲れたから作らない」だと後ろめたさが残りますが、「今日はもともと作らない日」だと胸を張れます。この発想の切り替えだけでも、毎日の判断の回数とストレスを減らしやすくなります。
共働きで子育てをしていると、そもそも時間が足りません。気合いでどうにかする話ではなく、時間を買わないと構造的に回らないのだと考えるようになりました。それからは、自分で作らない日をあらかじめ決めて、その日の夕飯は外に頼るようにしています。



『疲れたから休む』じゃなくて『今日は最初から作らない日』。同じ休みでも、気持ちの軽さが全然違うよ
わが家の「作らない日」の頼り先=手料理サブスク


「作らない日」を決めても、子どもの食事はどうするかという問題が残ります。わが家がその受け皿にしているのが、手料理(作り置き)の宅配サービスです。
僕が使っているのは、管理栄養士監修のおかずが届くツクリオ(旧つくりおき.jp)です。冷蔵で届き、温めるだけで数品が食卓に並びます。
毎週ではなく「忙しい週だけ」使う
正直に言うと、わが家は毎週は頼んでいません。回数の縛りがないので、忙しい週だけ頼み、余裕のある週はスキップしています。
ペースにすると月1回くらいです。「毎週続ける」前提のサービスというより、しんどい週の保険として気楽に使えるのが、続いている理由です。
わが家がツクリオを頼むのは、仕事で帰りが遅くなるとあらかじめ分かっている日や、忙しくなりそうな日です。決まった曜日や頻度は決めておらず、そういう日が出てきたときだけ頼む、という使い方をしています。
子どもは取り分けると基本よく食べる
ツクリオは大人向けの作り置きですが、味付けはきつすぎず、取り分けると娘たちは基本的に喜んで食べます。
ただし、メニューによっては子どもが残すものもあります。ここは正直なところで、何でも完食するわけではありません。それでも「作らずに、家族分のおかずを出せる」価値は大きいです。



このおにく、やわらかくておいしい!またこれたべたい!
費用は「夕方に戻る時間」で考える
手料理サブスクは、スーパーの惣菜より割高に感じるかもしれません。ただ、献立・買い物・調理・片付けの時間ごとまとめて任せられると考えると、見え方が変わります。
疲れ切った日の夕方に戻る時間と気力を守れるなら、納得できる週もあります。合うかどうかは、口コミや料金を見て判断するのがおすすめです。
冷凍弁当と迷う人も多いですが、手料理サブスクは作りたての惣菜が冷蔵で届くのが違いです。冷凍庫を圧迫しない代わりに、数日で食べ切る前提になります。




ツクリオにはお試しセットがなく、定期便からのスタートになります。配送は日本全国に対応しています(沖縄・離島など一部地域を除く)。最新の対応エリアは、公式サイト・公式LINEで確認できます。回数縛りはないので、合わなければスキップや解約もしやすい設計です。
わが家が忙しい週だけ頼っているのが、手料理サブスクのツクリオです。プランと利用条件は、公式サイトと公式LINEから確認できます。
\ 作らない日に、主菜と副菜が冷蔵で届く /
※ 回数の縛りなし。忙しい週だけ頼めます
同じ手料理サブスクでも、シェフの無添つくりおきとは特徴が違います。無添加や料金の観点で比べたい場合は、比較記事も参考にしてみてください。


特に「作りたくない」時期の乗り切り方
一年のなかには、いつも以上にご飯を作りたくなくなる時期があります。その時期は、頑張らない前提で予定を組んでおくとラクです。
暑い夏は「火を使わない・買う」に振り切る
暑い日に台所で火を使うのは、それだけで消耗します。夏はそうめん・冷やし中華・丼など火を最小限にするメニューか、いっそ買う日を増やして割り切るのがおすすめです。
冷たい麺類は子どもも食べやすく、作る側の負担も軽くて一石二鳥です。
暑い日は、いつもより食が進まないこともあります。一食で品数をそろえようとしない日があってもよいでしょう。
年末年始は「作らない前提」で計画する
年末年始は、来客・帰省・行事が重なり、料理の負担が一気に増えます。あらかじめ「この日は作らない」と決めておくと、心の余裕が変わります。
惣菜やお取り寄せ、宅配を早めに手配しておくのも有効です。頑張りどころを絞ると、年末年始の調理負担を減らしやすくなります。
体調不良・生理のときは無理をしない
体調がすぐれない日や生理のときは、作らないことを最優先にしてください。こういう日にまで自炊を頑張る必要はありません。
レトルト・惣菜・宅配など、この記事で紹介した逃げ道をためらわず使いましょう。体調のつらさが長く続くときや不安が強いときは、無理をせず医療機関に相談してください。
ご飯を作りたくないときのよくある質問
まとめ: 作らなくていい。仕組みで乗り切ろう
最後に、この記事のポイントを整理します。
- ご飯を作りたくないのは甘えではない。作る・食べさせる・片付けの負担が重なれば、作りたくないと感じることもある
- 今夜の逃げ道は、手抜き自炊・レトルト・惣菜・テイクアウト・デリバリー・外食から、費用を抑えやすいものを中心に1つ持っておく
- 毎日のしんどさは、曜日固定・作り置き・冷凍幼児食のストック・宅配・「作らない日」を先に決める仕組みで減らす
- 子どもの分は冷凍幼児食や手料理サブスクを子ども向けおかずの保険にすると安心できる
- 暑い夏・年末年始・体調不良の時期は、頑張らない前提で計画する
- 気力や食欲が戻らない状態が続くときは、無理せず専門家に相談する
ご飯を作りたくない日は、誰にでもあります。大事なのは、その日に無理をしないための逃げ道と仕組みを、先に用意しておくことです。
作らない選択に慣れてくると、料理そのものも少し気楽に向き合えるようになります。
作らない仕組みの候補として、まずはツクリオの定期便の内容と利用条件を確認してみてください。
\ 忙しい週の夕飯づくりを任せられる /
※ 回数の縛りなし。余裕のある週はスキップできます


